KFD50(DAC線の作成方法[RB-41 No.1試験片]) 簡易取扱説明書 |
手順[1]事前に行う設定
入射点の測定 測定範囲の調整 STB屈折角の測定
※入射点・測定範囲・屈折角の設定方法は、KFD50(斜角探傷70度)を参照ください。
手順[2]メニュー構成 ※DAC線作成前に確認してください。
:重要度:高
:重要度:低
<メニュー:第1階層>
<メニュー:第2階層>
<メニュー:第3階層>
※音速、0点調整、屈折角、入射点には、「2-1.事前に行う設定」で求めた数値が入ります。
手順[3]DACエコー 1点目
RB-41 No.1のφ3mmの標準きずを使用してDAC線を作成する。DAC線作成前に標準きずの位置を確認しておく。
φ3mmの標準きず(2箇所)を0.5S(スキップ)点、1.0S点、1.5S点の計6点で探傷する。
【図を参照してRB-41 No.1試験片を裏返す】
左から約30mmの位置にマシン油を塗布する。
手順[4]DACエコー 1点目
マシン油を塗布した位置に斜角探触子を接触させ、0.5Sエコーが表示される位置を探す。
エコーが現れたことを確認し、左上の「」キーを押し、0.5Sエコー高さを50〜60%に調整する。
更に前後走査、左右走査、首振り走査を行い、最大エコー高さ位置で斜角探触子を止める。
手順[5]DACエコー 1点目
左上の「」キーを押し、エコー高さを80%の高さに調整する。
手順[6]DACエコー 1点目
項目選択キーの「a起点」キーを1回押す。「」キーでゲートを0.5Sエコーに移動する。
手順[7]DACエコー 1点目
「DACエコ」キーを2回押す。
0.5Sエコーが記録され、DACエコ項目内の数字が「0」から「1」へと表示が切り替わる。
※この時に表示されているゲイン値(今回の例では56.0dB)が、基準のゲイン値となるので、メモを取る。
手順[8]DACエコー 2点目
図を参照してRB-41 No.1試験片を、右から約40mmの位置にマシン油を塗布する。
マシン油を塗布した位置に斜角探触子を接触させ、0.5Sエコーが表示される位置を探す。
手順[9]DACエコー 2点目
エコーが現れたことを確認し、前後走査、左右走査、首振り走査を行い、
0.5Sエコーの最大エコー高さ位置で斜角探触子を止める。
手順[10]DACエコー 2点目
0.5Sエコーがゲート内にある事を確認する。
※エコーがゲートにかかっていない場合は、「」キーでゲートを0.5Sエコーに移動する。
「DACエコ」キーを2回押す。
0.5Sエコーが記録され、DACエコ項目内の数字が「1」から「2」へと表示が切り替わる。
手順[11]DACエコー 3点目
【図を参照してRB-41 No.1試験片を裏返す】
左から約55mmの位置にマシン油を塗布する。
マシン油を塗布した位置に斜角探触子を接触させ、0.5Sエコーが表示される位置を探す。
手順[12]DACエコー 3点目
エコーが現れたことを確認し、前後走査、左右走査、首振り走査を行い、
0.5Sエコーの最大エコー高さ位置で斜角探触子を止める。
手順[13]DACエコー 3点目
0.5Sエコーがゲート内にある事を確認する。
※エコーがゲートにかかっていない場合は、「」キーでゲートを0.5Sエコーに移動する。
「DACエコ」キーを2回押す。
0.5Sエコーが記録され、DACエコ項目内の数字が「2」から「3」へと表示が切り替わる。
手順[14]DACエコー 4点目
図を参照してRB-41 No.1試験片を、右から約90mmの位置にマシン油を塗布する。
マシン油を塗布した位置に斜角探触子を接触させ、1.0Sエコーが表示される位置を探す。
手順[15]DACエコー 4点目
エコーが現れたことを確認し、前後走査、左右走査、首振り走査を行い、1.0Sエコーの最大エコー高さ位置で斜角探触子を止める。
手順[16]DACエコー 4点目
1.0Sエコーがゲート内にある事を確認する。
※エコーがゲートにかかっていない場合は、「」キーでゲートを1.0Sエコーに移動する。
「DACエコ」キーを2回押す。
1.0Sエコーが記録され、DACエコ項目内の数字が「3」から「4」へと表示が切り替わる。
手順[17]DACエコー 5点目
【図を参照してRB-41 No.1試験片を裏返す】
左から約105mmの位置にマシン油を塗布する。
マシン油を塗布した位置に斜角探触子を接触させ、1.0Sエコーが表示される位置を探す。
手順[18]DACエコー 5点目
エコーが現れたことを確認し、前後走査、左右走査、首振り走査を行い、
1.0Sエコーの最大エコー高さ位置で斜角探触子を止める。
手順[19]DACエコー 5点目
1.0Sエコーがゲート内にある事を確認する。
※エコーがゲートにかかっていない場合は、「」キーでゲートを1.0Sエコーに移動する。
「DACエコ」キーを2回押す。
1.0Sエコーが記録され、DACエコ項目内の数字が「4」から「5」へと表示が切り替わる。
手順[20]DACエコー 6点目
図を参照してRB-41 No.1試験片を、右から約130mmの位置にマシン油を塗布する。
マシン油を塗布した位置に斜角探触子を接触させ、1.5Sエコーが表示される位置を探す。
手順[21]DACエコー 6点目
エコーが現れたことを確認し、前後走査、左右走査、首振り走査を行い、
1.5Sエコーの最大エコー高さ位置で斜角探触子を止める。
手順[22]DACエコー 6点目
1.5Sエコーがゲート内にある事を確認する。
※エコーがゲートにかかっていない場合は、「」キーでゲートを1.5Sエコーに移動する。
「DACエコ」キーを2回押す。
1.5Sエコーが記録され、DACエコ項目内の数字が「5」から「6」へと表示が切り替わる。
手順[23]DACエコー 6点目
「」キーを押し、事前に確認しておいた基準のゲイン値(今回の例では56.0dB)に調整をする。
DAC線の全体図を確認する。
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