KFD50(斜角探傷70度) 簡易取扱説明書

超音波探傷器 KFD50(垂直探傷)

超音波探傷器 KFD50(垂直探傷)

手順[1]設定(メニュー構成)※測定前に確認してください。

白色セル:重要度:高
灰色セル:重要度:低

<メニュー:第1階層>

メニュー:第1階層

<メニュー:第2階層>

メニュー:第2階層

<メニュー:第3階層>

メニュー:第3階層

超音波探傷器 KFD50(垂直探傷)

入射点の測定・測定範囲の調整・STB屈折角の測定

 

手順[2]入射点の測定

STB-A1(R100部)に接触媒質(マシン油)を少量塗布し、探触子(プローブ)を接触させる。
1左上の「矢印上下」キーを押し、B1エコーを50〜60%の高さに調整する。
2ファンクションキー」キーを押しMA表示に切り替える。首振り走査・前後走査をし、エコー高さが最大になる場所を探す。

手順2

手順[3]入射点の測定

B1エコー高さが最大になる位置で探触子(プローブ)を止める。 入射点を読取る(R100の中心溝と合う位置)。(例)11.8mm

※入射点は0.5mm単位(可能であれば0.1mm単位)で読取る。

手順3

手順[4]測定範囲の調整 <ゲイン調整>

左上の「矢印上下」キーを押し、B2エコーを40%の高さに調整する。

手順4

手順[5]測定範囲の調整 <校正>

1「校正矢印左」キーを2回押す。
2校正項目に「基準1?」と表示されている事を確認し、「矢印左右」キーでゲートをB1エコーへ移動させる。

手順5

手順[6]測定範囲の調整 <校正>

1「校正矢印左」キーを2回押す。
2校正項目に「基準2?」と表示されている事を確認し、「矢印左右」キーでゲートをB2エコーへ移動させる。

「校正矢印左」キーを2回押す。
校正項目に「オフ」の文字が表示され、測定範囲の調整が完了する。

手順6

手順[7]STB屈折角の測定

STB-A1試験片の向きを変える。
「メニュー階層変更」キーを2回押し、基本メニューへ切り替える。 「矢印左右」キーで測定範囲を125.0mmに調整する。

※数値入力の微調整については 4.その他の機能を参照。

手順7

手順[8]STB屈折角の測定

STB-A1試験片の70°の刻印近辺に接触媒質(マシン油)を少量塗布し探触子(プローブ)を接触させる。
左上の「矢印上下」キーを押しB1エコーを50〜80%の高さに調整する。

手順8

手順[9]STB屈折角の測定

ファンクションキー」キーを押し、MA表示に切り替える。

手順9

手順[10]STB屈折角の測定

首振り走査・前後走査する。B1エコーが最大になる位置で探触子(プローブ)を止める。
屈折角を読取る(入射点と合う位置)。(例)70.2°

手順10

手順[11]斜角情報入力

「メニュー階層変更」キーを1回押し、斜角メニューへ切り替える。

手順11

手順[12]斜角情報入力

項目選択キーの「屈折角矢印左」キーを1回押す。事前に読み取ってある屈折角の値を「矢印左右」キーで入力する。(例)70.2

手順12

 

手順[13]斜角情報入力

項目選択キーの「入射点矢印左」キーを1回押す。事前に読み取ってある入射点の値を「矢印左右」キーで入力する。(例)11.80mm

手順13

 

超音波探傷器 KFD50(垂直探傷)

数値入力の調整

一部のメニュー項目については、「矢印左」キーで粗調整と微調整のいずれかを選択することができます。
微調整を選択すると、設定値の前に*(アスタリスク)マークが表示されます。

メニュー 基本 ゲート 校正 斜角
項目 測定範囲 a起点 基準路程 1 屈折角
音速 a幅 基準路程 2 板厚
ディレイ b幅   外径

当ページの内容は、NDTマートの許諾を得て転載しています。